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 警察からの着信があってから3日後、何とか勤務時間中に時間を割くことができて警察署に出向くことになりました。
正直な話、冤罪になるんじゃないかと言う事で内心はヒヤヒヤものだったのです。
実際、お茶をしてお喋りしただけの相手だから指一本挿れてません。
それを本当に納得してもらえるのかどうか、かなりの恐怖心を感じてしまっていたのです。
だから挙動不審だったかもしれなく、相手の方も疑わしい目で見ていたのです。
しかし、しっかりと説明していく事で、何とか納得してもらうことができたようでした。
警察庁出た瞬間に、どっと疲れが出てしまいました。
全く身に覚えがないのに、わざわざ警察まで足を向けて事情聴取されると言うのは面白い話ではありません。
冤罪にならなくて本当に良かった、脱力感いっぱいで会社に戻ったのです。
その日は定時に仕事を終わることもでき、疲れ果てた体を引きずりながら会社を後にしたのです。
「飯でも一緒に食って帰ろうぜ」
そう声をかけてきたのは日頃から仲良くしている同僚だったのです。
「なんだよ顔色悪いけど、最近忙しいから休めてないんじゃないのか?」
「いや実はさ…」
実は警察に言って話をしたことを、彼にも伝えてみたのです。
「それは災難だったなぁ、一杯飲んで元気出そうぜ」

よく行く居酒屋の暖簾をくぐり、彼と生ビールで乾杯をしていきました。
「スマともって言うやつか、あれって年齢確認とかないだろう」
「うん、なかった」
「そういうのは未成年がいるから本当に危険なんだよ。
手を出さなくて良かったな」
同僚にそう言われて何だか出会いアプリを使うのはこりごりだ、そんな気持ちになってしまいました。
お茶をしただけで事情聴取をされるなんて、本当に納得できないものです。
実際に相手に挿入していないのに、容疑がかかってしまうのだからたまったものではありません。